2012年3月28日水曜日

臨床実習とは何か

今日はこの4月から臨床実習に行く4年生が僕の研究室にやって来た。「臨床実習」というのは、まだ理学療法士免許を取る前の学生が実際に病院などのリハビリ科で理学療法を実践する科目です。

プロの理学療法士による指導のもと、実際にケガや病気で症状が出ている患者さんを相手に実習します。車の運転に例えれば、「仮免許」で路上教習を受けるようなものですね。

学校によって若干異なりますが、うちの大学では2ヶ月の実習を2回行います。神戸の施設だけでなく、関東や九州、時には北海道で実習する場合もあります。

それまでの3年間で学んできたことを現場で披露するわけで、学生にとってみれば長ーい長ーい「発表会」とも言えます。舞台の上でのぼせちゃって「お前、もういいよ」と言われ途中で大学に帰って来る人たちもいます。

臨床実習は厳しいんです。野球で言えば、マイナーリーグ(半人前)から大リーグ(一人前)に昇格するための登竜門みたいなものなのですね。

今日の学生の来室は、実習に行く上での注意事項を確認することが目的だったのですが、いろいろとアドバイスする中で、書き留めておいた方が良いだろうと思うことがあったので、これから何回かに分けてこのブログに掲載しようと思います。(次回に続く)

関連ブログ:

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